石油はあと何年分あるの?

今、自動車の世界では、動かすためのエネルギーがガソリンから電気へと移りつつあります。

とは言っても完全にガソリンから離れるという状況ではまだありません。

この状況で心配になるのが、あと何年で地球の石油はなくなってしまうのかということです。

一時期は、「このままいくと石油はあと30年でなくなる。」といわれていたのですが、その数年後には「まだ40年は大丈夫。」というニュースが報道されるといった状態で、本当のところはわかりません。

もちろんそれぞれちゃんとした根拠があって発表しているのですが、これにはちょっとしたからくりがあります。

「30年」あるいは「40年」などといわれる根拠は、「可採年数」といわれる指標ではじき出している数字なのです。

可採年数とは、あ-るばいぴ-「R/P」ともいわれます。Rは「Reserves」で、埋蔵量という意味で、Pは「Production」という意味で、これで石油の年間生産量を示します。

つまり今の生産量でおおむね確実に回収できる石油の埋蔵量があと何年分あるのかという指標です。

石油の埋蔵量は固定的ではなく、新規発見や生産量の変動によって変わる在庫のような考え方が主流です。

まだ地球は見つかっていない原油がどのくらいあるのかは正確にわかっていませんから、新規の油田発見がいつ終わるのかはわかりません。

したがってまだ40年、いやもう40年という心理的な要因につけこんで、先物取引のディーラーは原油価格に揺さぶりをかけますので、ガソリン高騰は、残りの石油の量というよりは、まだ世界情勢に左右されているのです。

コメントする